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大判プリンター診断

UVプリンターを利用して、スマホケースを実際に作ってみた

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スマホケースに印刷機で絵柄をプリントしオリジナルケースを作ってみた

今回はRoland DGのUVプリンター、LEFシリーズを使用して
スマホケースを作成してみました。

スマートフォンケースにオリジナル印刷しグッズを作成したい人に分かりやすく説明します。

スマホケース印刷できるUVプリンターとは?

UVプリンターは木材、アクリル等の樹脂、革、布など様々なものにプリントができます。ただし条件があります。高低差が2㎜以内です。そうなると凹凸差がない素材での印刷が基本になります。

UVプリンターは紫外線で硬化する特殊なインクを使用しているため印刷と同時に硬化定着します。
よって前準備や乾かしなどの作業が一切不要です。

詳細記事:UVプリンターの特長

用意するもの

  • 透明のスマホケース
  • キムワイプ(柔らかい布でも可)
  • 無水エタノール
  • マスキングテープ
  • UVプリンター

スマホケール作成で利用するデータ

Adobe社製のIllustratorを使用して作成します。

データの準備

スマホケースの枠のサイズを測り、実寸と同じサイズで枠を作ってデザインします。
最近は、商用フリーで無料のデザイン素材がWebに公開されておりますので、そういったサイトを利用するのも手段の一つです。

今回は透明のケースに印刷するため、「カラー」と下地の「白」のレイヤーをそれぞれ準備します。「白」=ホワイトインクは、色を透過させない性質を持っています。
下地に白を塗っておけば、再現性の高いプリントが可能です(白を印刷しないでカラー印刷すると、シースルーのように色が透けていきます)

左:白のレイヤー右:カラーのレイヤー

左:白のレイヤー      右:カラーのレイヤー

左:白印刷あり…色が透過しない 右:白印刷なし…シースルーのように透ける

左:白印刷あり…色が透過しない    右:白印刷なし…シースルーのように透ける

Roland DGのUVプリンターでデータを作る場合は、白を印刷したい場合、Illustratorのカラーパレットである「スウォッチ」から「RDG_WHITE」の色を選択することで白印刷が可能です。

印刷準備

  • 無水エタノールを染み込ませたキムワイプで脱脂スマホケースは無水エタノールを染み込ませたキムワイプで脱脂をします。ケースに付着したフイルムの糊や汚れなどをキレイに落として、しっかりUVインクを密着させるための準備です。
    ※インクの密着については過去の記事【番外編】UVインク密着の仕組みについて知っておくべきこと参照
  • カメラの穴をマスキングテープで塞ぎます。
    これは、印刷中のインクが穴に入り込んでケースの内側を汚れてしまうことを防ぐための準備です。
  • UVプリンター本体に印刷位置を合わせるための型=ジグをセットします。
  • ジグにスマホケースをセットします。
  • 印刷物の高さの設定は、プリンターが自動で認識します。  
     
     
     
     
     

印刷してみよう

  • 白だけ印刷した状態

    白だけプリントした状態

    白⇒カラーの順番で、実際に印刷してみます。
     
     
     
     
     
     
     
  • 白プリントの上に重ねていく

    白プリントの上に重ねていく

    白の上にカラーを重ねて印刷していきます。  
     
     
     
     
     

更に!かっこよく、おしゃれに、美しく

Roland DGのLEFシリーズが持つデザイン機能を使って、更に!かっこよく、美しく、オシャレなケースにしていきます。表面に凸凹をつけて触れて楽しいデザインにできる「グロス厚盛り」、更にキラキラ光に反射する「グロステクスチャー」2つの機能を利用してデザイン性を高めていきます。
>>厚盛プリントに関して

グロス厚盛り

今回はロゴの文字の輪郭をプクッと膨らんだようなデザインにするため、「グロス厚盛り」用のレイヤーを作ります。白の時と同じように「スウォッチ」から「RDG_GLOSS」という色を選択します。

(左)カラー+白印刷のみ(右)ロゴの輪郭をグロス厚盛り印刷

(左)カラー+白印刷のみ  (右)ロゴの輪郭をグロス厚盛り印刷

輪郭だけ「グロス厚盛り」で盛上げてみました。

印刷する回数を増やすほど、厚みが増していきます。

グロステクスチャー印刷

「グロステクスチャー」用のレイヤーを作ります。白や厚盛印刷の時と同じように、「スウォッチ」からテクスチャーのパターンを色指定します。
あらかじめ、72種類のパターンが用意されています。

(左)テクスチャーパターンなし(右)テクスチャーパターンあり

(左)テクスチャーパターンなし  (右)テクスチャーパターンあり

すりガラスやステンドグラスのような、光に反射するデザインになりました。完成!

ハードケース以外のスマホケースを作る場合

今回はハードケース(プラスチック)に印刷しましたが、合皮手帳型のスマホケースを作成する場合は、柔らかいものに印刷できるUVインクを選択する必要があります。

ミマキの場合

ハードケース = LH-100 インク
合皮手帳型ケース = LUS-120 インク

Roland DGの場合

ハードケース・合皮手帳型ケース = EUV2 インク 
※1種類のインクで両方印刷できます

スマホケースプリントにお勧めプリンターのご紹介

シンプルなカラー印刷で生産したい時にはミマキがお勧め

特殊表現を施すと印刷工程が増えるため、印刷時間がかかります。
シンプルな印刷表現のみで生産を想定している場合は、ミマキのUVプリンターが向いています。また、ニス表現が可能なグロスインクは、ミマキエンジニアリングのUVプリンターにも搭載されています。

ミマキのUVプリンター

デザインで差別化を図りたい時にはRoland DGがお勧め

Roland DGのグロスインクは、インクが広がらずに、しっかり高さを維持しながら固まる性能を持っています。
「グロス厚盛」のようにプリントに高さを出すために、「グロステクスチャー」のように光に反射させるためのきめの細かい印刷精度を出すためには、グロスインクの性能が重要です。他のUVプリンターのグロスインクは「ニス表現」のみを想定しているため、厚盛印刷やテクスチャー印刷には向いていません、特殊なデザイン表現は、Roland DGのLEFシリーズが得意と言えます。

ローランドのUVプリンター

まとめ

プリンタやインクの性能は各メーカー・種類で特長があり、利用用途や環境によって効果的なもの、特性を発揮できるものが異なります。私たち大判プリンター比較.jpはお客様の用途や利用環境に最適なUVプリンターをご提案させていただきます。お悩みの方はぜひご相談ください。

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