
「ラテックス第3世代は、第1・2世代の悪いところは
すべて改善しました!」
株式会社日本HP
霄 洋明 氏 Ozora Hiroaki
ワイドフォーマット事業本部 Scitex & Latex ビジネス本部 ソリューションアーキテクト
――お客様の今回のHP Latex 300プリンター
シリーズの手ごたえはどうですか?
2008年からHPのLatexプリンターの販売は始まりましたがそれか7年、第3世代になって非常に手ごたえを感じています。
最初の第1・2世代は凄いプリンターと評価されましたが、いろんな人に売ろうとしたら使い方が難しいと言われました。
様々な欠点もあったと思います。
その第1世代の反省を踏まえた、第3世代は、改善をすすめ、より簡単にお使いいただけるようになっています。
それまで溶剤を使用されているお客様のご評価は低い時も多く、ネガティブなご意見も多く頂きましたが、今回の第3世代は「すごくいい!」と言われたので商品力に自信を持ちました。
「強く」「早く」コンセプトで、特に「擦過性」は強いです。
できるだけ多くのサンプルを持って出力物の表面をゴシゴシ削って「擦過性」の強さをお客様にご体感頂いています。
第1世代で難しかった様々な事が、第3世代で総じて簡単になったところに非常に良い評価を頂いております。
――メディアプロファイル管理は特に良いですよね。
第1世代は管理がとても複雑でした。
メディアプロファイルは400種類以上WEBサイトにありますが、第2世代までは、RIPの入っているPCからデータベースにアクセスし、検索してダウンロード。そしてRIPソフトウエアにインポートする。という流れでとても複雑だったんです。
逆に昔からお使い頂いているお客様には「なんてことしてくれたんだ。これだと私たちが苦労して身に付けた技術が関係なくなってしまう」と。(笑)そのぐらい評価されてます。
第1世代の叱咤激励が今の第3世代の改善に繋がりました。
他社溶剤プリンターとの比較でも評価されますが、第1世代のHP Latexとの比較でも評価されています。第1世代がガラケーだとすれば第3世代はスマートフォンというくらい性能が違います。
――保守・サポートの面はどうですか?
これまでご指摘頂いてたのが購入後の保守サポートの面があります。
「対応が悪い」とのご意見をいただいたこともありました。
そこで2014年7月から「HPハイバリューグラフィックスサポート」を始めました。
通常の平日対応に加え、土日祝日も対応を開始しました!
受付時間も8:45~19:00と大幅に拡張しました。
受付の取次スタッフも廃止しました。一番初めに技術者が電話を取って対応するので解決へのスピードが違います。
それとRIPです。以前は「別なので販売店さんに聞いてください」と対応していました。
現在はRIPについてのスキルも身につけて対応してます。
最近ではお客様にとても良い評価を頂いてると思います。
まだまだ、至らない点もあるのでお客様のご意見を聞きながら改善して参ります。
――新しい試みとして壁紙業界に精力的ですよね。
今後この業界はかなり伸びると思います。
国内の壁紙生産量は約7億m²と言われています。
さらに全世界で盛り上がってきているのは「デコラティブプリント」という分野が伸びてきおります。
壁面装飾の先で、家具、絨毯、椅子、クッション、フロアなどすべてをプリントし、最終的に空間演出の領域まで関わってきます。
これは看板業界が他の分野で活躍できる可能性を秘めております。
実際に日本でも屋外から屋内へといった成功事例が徐々に出てきています。
1939年創業の親会社のヒューレット・パッカード。
信頼と実績がある。
やはりそこで思われるのが未知の業界に参入した場合の運用がイメージしにくい。
「メディアはどうするのか?」「デザインはどうするのか?」「施工はどうするのか?」
そういった運用でも様々な会社とコラボレーションしてサポートさせて頂きたいと思います。
――お客様に一言お願い致します。
溶剤プリンターをお使いのお客様、過去のラテックスシリーズをお使いのお客様、内製化でコスト削減したいお客様どの方も満足いただけるプリンターです。
お客様とのお付き合いはプリンターを売って終わりとは思っておりません。
その後の運営、メンテナンス、サポートなど最大限サポートさせて頂きます。