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お客様インタビュー
子どもの豊かな表現を広げるA0対応複合機 ~拡大用途が多い教育現場の声に応える~
購入機器 | HP DesignJet T2600 dr PS MFP |
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事業内容 | 東京都 世田谷区立東玉川小学校 |

副校長 奥山 圭一 氏(左)
プリンターを活用し、子どもたちの表現力や豊かな学習活動につなげている世田谷区立東玉川小学校に大判プリンターを活用してもらった。

大判インクジェットプリンターにおいて6年連続世界シェア No.1を誇る日本ヒューレット・パッカード(以下HP)では、ポスター教材や掲示物など拡大用途が多い教育現場の声に応えるA0対応モデルを新たに投入した。
そこで、学校生活のさまざまな場面でプリンターを活用し、子どもたちの表現力や豊かな学習活動につなげている世田谷区立東玉川小学校に同社の大判プリンターを活用してもらった。
細部まで再現する品質に驚く

東玉川小学校はコミュニティスクールとして地域とともに子どもを育てる教育を推進するほか、世田谷区教育ビジョン推進研究開発校(教育の情報化)の指定を受けるなど、ICTを利用した校務改善にも積極的に取り組んでいる。
それだけに多様な学習形態に対応するインフラ環境も充実しており、レーザーやインクジェットといった豊富なプリンターも揃う中で、HPのA0対応大判プリンターがどんな評価を受けるのか興味があった。
まず、新村 出校長が見せてくれたのが校舎を拡大出力した写真だ。「ほら、きれいでしょう。こんなに大きく引き伸ばしてもPC画面で見るのと同じような精度で刷り上がって驚きました」
実は、これまで学校でカラー印刷できたのは最大でA3サイズ。感熱紙タイプのA0まで拡大できるモノクロの出力機はあるものの、一度出力してからまた拡大する手間がかかり、道徳の場面絵をつくるのにも後から色を塗る作業が必要だった。そんな不満もあって、A0に出力できるプリンターには大いに興味があったという。
「拡大教材として使う場合、黒板に掲示するにはA3では小さい。そのため、これまでは用紙を貼りあわせて大きくしていましたが、どうしてもズレが生じるし、見栄えも悪くなるのが難点でした。加えて、本校では研究発表会を行う機会も多いので、そのときにこれが使えたら大幅に作業時間が削減できたと思いますね」また、奥山圭一副校長は今年初めに開催した子どもたちの展覧会用に作った立て看板を指さし、「色合いが難しいグラデーションも忠実に再現していて、これを見た人からはまるでプロに注文したようだと誉められました」と語り、期待以上のパフォーマンスに満足したようだ。
学校には便利なスキャナー搭載

そんなHPの大判プリンターは、現場の生産性を大きく向上させる1台でプリント、コピー、スキャンが標準搭載されているのが特長。
しかも、A1サイズのカラー線画をわずか約21秒でプリントするスピードや、グレーを含む6色インクによって高品質な線画出力を実現したほか、従来モデルから設置専有面積を約20%削減した省スペースで設置の自由度も高まった。
こうしたなか、とりわけ新村校長が学校現場での活用を広げると語るのがA0幅のスキャナーだ。その1つの例として、子どもが画用紙に描いた作品をスキャンして拡大出力したものを広げて見せてくれた。
「この大きさの作品を子どもが描くとなると大変な時間がかかるし、1人では無理。
でも、スキャナーで読み取ればこんなに見栄えのある作品に生まれ変わるのです」とメリットを強調する。
なかでも子どもが描いたクレヨンのタッチがそのまま再現できたのはうれしかったと語り、「これなら拡大しても子どもの表現を損なわないのはもちろん、作品づくりに時間がかかって、本来やりたかった授業を削るといった心配も無くなります」と指摘した。
先生方も認める使いやすさ

一方、HPの大判プリンターはすべての操作を前面から行えるよう設計されるなど、人間工学をベースに開発された使いやすいデザインも特長の1つ。奥山副校長も4.3インチ画面のタッチスクリーンのガイドに沿って操作すれば困ることはないと話す通り、ここであらゆる操作が可能なほか、用紙やインクカートリッジの状態、本体の稼働状況などもモニターすることができる。
「使い方としてはまずA2で出力してみて、もっと大きなものが欲しいと思えばA0にするという流れ。放っておいても自動的にカットしてくれ、受け皿があるので一度に何枚も印刷しても安心です」と約50枚のプリント物をスタックできる便利さを挙げた。
また、USBやカードリーダーを差し込んで直接印刷できる点や、使ったデータを本体のハードディスクに保存しておけるので、学校で毎年使うものは残しておけること。あるいはロール紙を2本セットできるダブルロールに対応しているため、コート紙と光沢紙をそのつど差し換えせずに使えるのが便利だという。
その上で、「すでに先生方は保健室の前に貼るポスターや校舎外の掲示板などにも活用し、『これまでより目を引くものになった、フルカラーの大きなポスターは人に伝える力がある』と喜んでいます」と教員間の評価が高いことを付け加えた。
学習効果を高める活用に向けて

このように、学校での拡大シーンを変える魅力を持っているHPの大判プリンターだが、すべての学校で整備するにはコスト面の課題があるのも事実。
その点についても新村校長は「以前は高価だった大判プリンターも大幅に価格が下がっているので、ランニングコストに注意すれば学校でも手が届きやすくなったと思います。たとえば、全校に一斉に揃えるのでなく拠点校に1台備えるだけで学校の掲示物づくりの質も大きく変わってくるのでは。何しろ、個人的には学校は世の中でいちばん拡大用途が多いと考えているほどですから」と前向きに受け止めている。
また、同校では、現在学校現場のトレンドになっているタブレットを活用した協働学習にも取り組んでいる。ここでも新村校長は大判プリンターの可能性を見つけている。「多くの学校では子どもたちがタブレットを使ってまとめた成果物を電子黒板などで拡大提示させていますが、大判プリンターで出力して見せるといった方法もあります。
それは、レイアウトや写真を撮影するなどの利便性をタブレットで行い、自分の考えは出力した紙に書くことも、子どもの発達段階や授業の組み立てを考えるときに有意義な使い方だと思うからです」
つまり、なんでもデジタルで完結しようとするのは本来の教育から考えると本末転倒であり、それでは学校の活動として長続きしないと考えているのだ。
とはいえ、まだ大判プリンターは使い始めて日が浅く、その機能を十分に生かしきれているとはいえないと指摘。「それにはこれからの授業の中でアイデアを練り、どのように活用すれば学習効果が高まるかを検証していく必要があります」と今後の抱負を語ってくれた。
地域との連携による学校教育の組織的な活性化やICTによる効率化を図り、子どもとのコミュニケーションや教材研究の充実を目指している同校。その中で、新たな芽を生やした大判プリンターの活躍に期待したい。