大きく分けて2つの事業で成り立っております。

私は過去セールスプロモーション系の広告代理店に勤務しており、そのノウハウをいかして広告代理事業を行うチーム。
そして店舗小売店様向けのサービスとしてリテールアーキテクチャー事業というサインディスプレイを主軸とした店舗にまつわる装飾などをやらせていただいております。

新型コロナウィルスによる1回目の緊急事態宣言がきっかけです。
私たちは商業施設に出店しているクライアントを多く抱えているのですが、1回目の緊急事態の際に、ほぼすべての商業施設が休業となり、納品を予定していたツールはキャンセルや延期が続出。
働きたくても仕事がない状況となったことで、逆に冷静に会社運営について考えることが出来ました。

この状況下でどのように売上を増やし、利益率を上げていくか考えていた際に“今まで人力で行っていた作業を機械に任せればいいのではないか”という発想が浮かんだんです。

情報を調べる時間があった為『ものづくり補助金』という設備導入に必要な金額の3分の2を補助してくれる制度を知り、大型カッティング機の導入にいたりました。

メーカーが3日間の研修を実施してくれました。
当初は『3日間もなにするんだろう』と思っておりましたが、聞きなれない用語なども多く3日間の研修では全く足りなかったです。
全てをマスターする研修ではなく、主に使用する用途に限定し“これだけ覚えれば大丈夫”というレクチャーの方が問題なく運用できるようになると思います。

今までは定規で手切りをしていた為、カット中に定規を動かす際に少し角度がズレただけで大きく曲がってしまうこともありました。

Kongsberg Xでは“誰でも、早く、正確に切れる”というのが導入してよかったと思うポイントです。
複雑な形でもキレイに仕上がりますし、スピードも圧倒的に違います。

Kongsberg Xはカットする前準備に少し時間がかかるので“1枚だけちょっと切りたい”という際には、人力の方が早いかもしれません。

お客様からの評判はいいです。
これまでは基本的にパートナーさんに依頼して納品するという形でしたので、工場見学ができるような環境がありませんでした。
お客様が実際に店頭に装飾されるツールを見ることができるという環境はなかなかないので、そういう点で好評いただいています。

また弊社は比較的都心にありますので、１枚だけ急遽必要になったけど発送は間に合わないというようなときでも、取りに来ていただけたら間に合いますというようなことも可能になり、そういう利便性が高まったことも評価いただいています。

また、ものづくりや機械が好きなクライアント様が多いので、「こういう機械を導入したので、このようなことができるようになったよ」というお話しすると、実際に見に来てくださることが多く、そこから案件のご相談をいただくこともあります。

プリンターの内製化をしだしたのが4年前です。
今でも一部行っていますが、元々はパートナー様に刷ってもらって納品というのがメインでした。

やはり受注量が増えてくると自分たちでやった方が納期調整がしやすいというメリットがあり内製化しています。

非常によくしていただいています。

初めての導入となると、Kongsberg X は切れる素材の種類が多すぎて選びづらく、「どれをやりたいですか？」と言われると「全部」となってしまいます。

そこを担当の方にいろいろとご相談させていただき、導入するセットを弊社に合わせた形でおすすめいただき、決めることができました。

店舗小売店様とは長期的なお付き合いになることが多いので、事業としてプリンター出力物はもっと増やしていきたいと思っています。