新型コロナウイルスが流行したことでもたらされた自粛要請は、居酒屋などの飲食店だけでなく酒販店の受注数や売上にも大きな打撃を与えました。
昨今ではそのような課題背景から、他社と差別化を図るため価格での競争が必要となっていますが、円安や物価高騰による影響もあり、価格競争では事業拡大は難しいのが現状です。

今回、ラテックスプリンターを導入し、新たな付加価値を提供する株式会社リカービジネスジャパンに内製化に至った経緯や導入したことによるメリットについてお話を伺いました。

レーシングカーや自社トラックの車両ラッピング広告を自社で内製するために導入しました。

数十年前からカッティングマシンを保有しており、カッティングシートで車体デザインの制作を行ってきましたが、カッティングは一部分のデザインは表現可能ですが、車体全面を使った複雑なデザインは、表現が難しく外注していました。

最近は取引先からの依頼も増えてきたため、コストを下げ、内製化できる幅を広げるためにラテックスプリンターの導入を検討することにしました。

身近に詳しい人もいなかったのと製品知識もなかったので、まずはネットで色々と検索したのですが、大型のプリンターになってくるとネット上にもなかなか具体的な情報がなく結構苦労しました。大判プリンター比較.jpであれば、サイト上に沢山の具体的な情報がわかりやすくまとめられており、比較しやすく、概算価格も記載してくれていたため、より明確に導入イメージを持つことができました。

検討段階ではUVプリンターや溶剤プリンターも検討したのですが、UVインクは印刷面がザラつくため汚れが残りそうだったで検討から外し、溶剤インクは臭いが強いため自社で導入が難しいと思い、最終的にラテックスプリンターが一番いいなと思いました。

ラテックスプリンターを他に持っている酒屋がないため、他社との差別化ができ営業ツールとしても活躍しています。

弊社ではラテックスプリンターの前にポスター印刷機も導入していましたが、A1サイズのプリンター幅でしか印刷できませんでした。ラテックスプリンターを導入したことで1600mm幅のPOPや屋外用看板などにも印刷できるようになり、それほど大きなプリンターを導入している企業は周りにいないため、他社と大きく差をつけることができています。

お客様である飲食店の商売繁盛をバックアップするために、店頭POPを提供するサービスをもっと強化していきたいです。

弊社は以前からメニュー表作成のサービスを付加価値として提供してきました。

飲食店のオーナーさんはオープン間近ギリギリになってからお酒のラインナップを選ぶケースが多いのですが、選定に時間がかかるため弊社でラインナップを予め設定しておき、メニュー表まで作成しておくことでお客様の選ぶ手間を削減しております。このやり方は大変好評頂いており、大半のお客様はラインナップ通りに購入されます。

お客様がコア業務に集中していただけるように、これからもこうしたサービスの領域を広げていくことで差別化を図っていきたいですね。

数ある酒類販売店の中から弊社を選んで、商品を購入してもらうためには、価格面はもちろんのこととして、＋αの付加価値で差別化をしていく必要がありますからね。

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