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地方小売業の成功事例丨内製化による圧倒的なコスト削減とリテールメディア活用による差別化戦略

地方小売業の成功事例丨内製化による圧倒的なコスト削減とリテールメディア活用による差別化戦略 株式会社 ハシドラッグ
代表取締役 専務 橋浦 友三郎 氏
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    HP Latex 315
  • 事業内容

    ドラッグストアの運営

店舗内装コストを1/5! 2店舗で投資回収! 〜中小ならではのリテールメディア成功の秘訣を一挙大公開〜

内装やサインの内製化を進めることになった背景や動機は何ですか?

5年程前に海外の小売店を見学に行ったのがきっかけです。
海外の小売店は店舗内装やサインが非常にカラフルで華やかだったため、同じようにしたいと思っていたのですが、外注だとコストが非常に高くなるため、自由な装飾がしにくい状況でした。
そんなタイミングでフジテックスさんからラテックスプリンターでの内製化を提案があって現状の外注費と比較試算してみたところ、非常に投資対効果が高く、簡単に投資回収できると確信してすぐにラテックスプリンターを導入しました。
現在はUVプリンターも増設し2台体制にして全て内製しています。

店舗装飾
トップボードの内製
壁紙装飾
壁紙装飾の内製

導入して5年経ちますが具体的にどのようなメリットがありますか?

まず一つ目は、店舗内装や販促物の大幅なコスト削減です。
外注時と比べて5分の1程のコストで店舗内装や販促物が作成できています。
特にウィンドウのすりガラス処理や店内の壁面サインなどは劇的にコストダウンができて、自社で制作したらここまで安く作れるのかと驚きました。
たった2店舗分の内装サインや販促物を内製化するだけで投資回収できました。

二つ目は、自由度の高さとスピードです。
朝思いついたPOPもその日のうちに制作してすぐに店頭で展開できますし、実際に店舗に内装や販促物を施工してみてイマイチだったらすぐやり直しができます。
外注時よりも素早く臨機応変に対応でき、自由度も高くなったため、PDCAサイクルを回しやすく、以前よりイメージ通りの店舗や売り場づくりがしやすくなりました。

三つ目は、社内にマーケティング人材が育ったことです。
最近は「リテールメディア」にも力を入れているのですが、弊社は販促企画〜デザイン〜制作〜施工〜効果検証まで内製化していることでマーケティングの知見やノウハウが自社にどんどん蓄積され、それが今となっては大きな差別化要因となり、新たな収益源にもなっています。

「リテールメディア」について詳しく教えて下さい。

小売店が保有している消費者の購買データや顧客属性データを活用することによって、広告主のメーカーさんがよりターゲットを絞った効果的な広告施策を打つことができ、広告の効果検証もしやすいことから、リテールメディアへ広告出稿いただくことが非常に増えてきました。弊社が保有しているデータや情報を製品開発に活用されているメーカーさんもいらっしゃいます。

リテールメディア

リテールメディアの成功の秘訣は何ですか?

大手と同じことをやっていては勝てないですし利益確保もできないため、弊社独自の工夫をしています。

まず一つ目は、内製による低コスト化です。
弊社は販促企画、デザイン、制作、施工まで全て内製化しているため圧倒的に安く制作できますし、しかも1枚から対応可能です。
そのためあまり広告予算のないメーカーさんやニッチな商品でも広告投資をしやすいとのことで大好評でリピーターも非常に増えてきました。

二つ目は、メーカーとの連携です。
メーカーが開発した良い商品を見つけ出し、弊社のバイヤーが販促企画を考え、メーカーの担当者とも協力しながら潜在的なターゲットへきちんと訴求していくことで数多くのヒット商品を生むことで差別化を図っています。

三つ目は、マーケティング施策を弊社主導で回せる体制です。
現在の体制は自社のバイヤー8名がそれぞれ販促企画を考え、デザインは現在3名のデザイナーが対応しています。広告が増えて業務量も増えてきたため5名体制に増員予定です。
ちなみに弊社のデザイナーはほとんどがパートさんです。
社内でスキルやセンスのある方を見つけて、自社に蓄積したマーケティングの知見、ノウハウ、考え方を教えて育てていくことで重要な戦力となっています。
施工作業についても店舗スタッフで対応しており、サイズが大きかったりしてスタッフでの施工が難しい場合のみ施工会社へ外注しています。

どこに最も注力しましたか?

マーケティング人材育成の体系化には特に時間をかけました。 基本的なマーケティングの知識がなければ広告の企画提案や効果検証もできないため、まずは私が独学で学びました。それらを体系化して座学研修を定期開催し、実践の中でもOJTでフィードバックをしていきながら育成しています。 定期的な座学研修で広告の基礎を学びながら、魅せ方や伝え方について実践でアウトプットしてまたそれを社内共有していくというサイクルや仕組みを構築できた点は大きいです。 最近はメーカーや大学など社外から講師を依頼されるようなことも増えています。


【内製化によって得られた5つのメリット】

5つのメリット

  • 内装&販促物の大幅なコスト削減
    ⇒外注時の5分の1のコストになったことで残る利益が増えた
  • スピーディーなPDCAサイクル
    ⇒その日の朝思いついたものがすぐに店舗に展開でき、試してみてダメならすぐにやり直しもできる
  • 自由自在な内装やPOPの制作
    ⇒自社専属のデザイナーのためイメージ通りの店舗・売り場づくりが素早く実現可能に
  • マーケティング人材育成とノウハウ蓄積
    ⇒自社内にマーケティングのノウハウや知見がどんどん蓄積
  • 安価なリテールメディアとして活用し収益化
    →広告予算の少ない中小メーカーや大手メーカーのニッチ商品もしっかり訴求
     潜在ニーズを取り込むことで大手と差別化を図って利益獲得

プリンターを導入して内製化をしたことによって、大幅なコスト削減ができただけでなく、 自社にマーケティングのノウハウや知見を蓄積できて大手との差別化や新たな収益源に!!

今後の展望についてお教えください。

顧客ニーズ変化に迅速に対応してチャンスを掴んでいくためには、いかに素早く店舗販促に反映させるかが重要と考えています。
そのためこれからは制作〜施工の作業効率を高めていくことで、よりスピーディかつ簡易的に実行できる体制にしていくことを今後の目標にしています。
例えば、スチレンボードは長期掲示していると反ってきてしまって定期的に作り変える必要があり、切ったり貼ったりする作業もかなり大変でした。
今はフジテックスさんでアルミ複合板を特注カットして納品してもらうことで、耐久性も向上しましたし、作業効率もかなり高めることができました。
ラテックスやUVプリンターがあれば何でも自社で作れるため、様々な素材を活用して制作物の幅を広げていきたいですし、より効果的なやり方や効率的なやり方を追求しながら、さらなる有効活用方法を模索していきたいと考えてます。

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