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【大型UVプリンター徹底比較】量産に最適なUVプリンター丨MO-240 vs UJF-6042MkⅡeの徹底比較
UVプリンターは、様々な素材に直接印刷できる点で多くの業界にとって不可欠な存在です。特にグッズや製品の量産を目的とする際、最適なプリンター選びは重要です。生産性、印刷精度、対応素材の種類、コストパフォーマンスといった要素が選定の決め手となります。
市場において注目される量産向けUVプリンターとして、ミマキエンジニアリングの「UJF-6042MkⅡe」とローランド ディー.ジー.の「MO-240」が挙げられます。本記事では、両機種のスペックや特長を詳細に比較し、それぞれの強みを明確にすることで、ユーザーにとって適切な選択をサポートします。
目次
MO-240とUJF-6042MkⅡeの基本スペック比較
UVプリンター選定時には、基本スペックを把握することが重要です。MO-240とUJF-6042MkⅡeは、それぞれ異なる特徴を持ち、特定の用途において優位性を発揮します。まずは主要なスペックを比較していきましょう。
MO-240 vs UJF-6042MkⅡe
商品 | MO-240 | UJF-6042MkⅡe |
---|---|---|
![]() | ![]() |
|
メーカー | Roland | ミマキエンジニアリング |
標準価格 | 4,300,000円(税別) | 4,650,000円(税別) |
印字エリア | 610mm×458mm | 610mm×420mm |
メディア高さ | 204mm | 153mm |
生産性※カラー(㎡/h) | 2.48㎡/h(標準モード) | 1.74㎡/h(標準モード) |
プライマー最速モード | 12.67㎡/h(専用モード) | 3.52㎡/h(ドラフトモード) |
インク構成 | C/M/Y/K/Or/Re/Gl/Wh/Pr | C/M/Y/K/Lc/Lm/Wh/Cl/Pr |
選定ポイント
印字エリア

A2サイズであれば多少のサイズ感の違いに問題はないと思われる方は多いかと思いますが、大量生産を想定している場合、印刷最大サイズは効率性に大きく影響します。
スマホケースを印字する場合にどうなるのかシミュレーションしてみましょう。
はがきサイズのアクリル板を参考に、1度に印刷できる個数を計算してみました。w100×h148のアクリル板を印刷する場合、UJF-6042MkⅡeは12個印刷できますが、MO-240は一度に18個印刷可能です。
プライマーとカラー印刷が必要な場合、1時間あたりの生産数はMO-240の方が79個多くなります。
生産性比較(プライマー+カラー印刷の場合)
商品 | UJF-6042MkⅡe | MO-240 |
---|---|---|
1盤面の個数 | 12個 | 18個 |
プライマー印刷時間 | 4分22秒(262秒) | 1分20秒(80秒) |
カラー印刷時間 | 8分51秒(531秒) | 6分45秒(405秒) |
合計印刷時間 | 13分13秒(793秒) | 8分5秒(485秒) |
1時間あたりの生産数 | 約54個 | 約133個 |
【計算方法】
- UJF-6042MkⅡe:12個を印刷するのに13分21秒かかるため、1時間のうち4.5回印刷が可能。12個×4.5回=54個
- MO-240:18個印刷するのに8分o.8秒かかるため、1時間のうち7.4回印刷が可能。18個×7.4回=133.2個
メディアの高さ
メディアの高さ制限についてはMO-240が51mm程高いため、円筒のグッズ印刷を行う場合は影響が大きいです。UJF-6042MkⅡeは直径最大110mmまで、MO-240は直径最大121mm程の高さ制限があります。
0.6L程度のタンブラーへの印字はUJF-6042MkⅡeでも可能ですが、それ以上の幅が必要ですとMO-240が最適です。パーツを分解した印刷が難しいスピーカーや梱包材などの既存商品への印字を目的としている場合、印字可能な高さは大きいに越したことはありません。将来的に幅広い商材を扱う場合や、まだ商品が決まってない場合は大きめサイズの購入をおすすめしております。
印字クオリティ
MO-240はオレンジ(Or)・レッド(Re)インクを含む広色域インクを搭載しており、鮮やかで忠実な色表現が可能です。一方、UJF-6042MkⅡeはライトシアン(Lc)・ライトマゼンタ(Lm)を搭載し、微妙なグラデーションや色埋まりの良さを発揮します。
- オレンジ(Or)・レッド(Re)の用途
鮮やかな発色が求められるブランドロゴやプレミアムな商品に最適。特にオレンジ・赤系統の色を多用するデザインにおいて、差別化を図ることができます。
色域を広げる目的の特色ですが、肌色などの色埋まりの良さにも貢献します。 - ライトシアン(Lc)・ライトマゼンタ(Lm)の用途
CMYKの補色になるため、色域を広げる効果はありませんが、写真印刷や、肌色など繊細な色調の再現が求められる用途に強みを発揮します。
インクについて
商品 | MO-240 | UJF-6042MkⅡe |
---|---|---|
柔軟性 | ★★★★★ 1種類のインクで柔らかい素材にも対応 |
★★★★★ 硬いインクと柔らかいインクの2種類あり |
印刷後の加工 | ★★★★★ 柔軟性の高いインクのため曲げ加工にも強い |
★★★★★ 硬いインクだとひび割れる可能性あり |
プライマー速度 | ★★★★★ 12.67㎡/h |
★★★★★ 3.52㎡/h |
色彩表現 | ★★★★★ 高発色でインク密着度が高い |
★★★★★ 色の再現性が高い |
自動化 | ★★★★★ 現状では無人運転は難しい |
★★★★★ 無人運転も可能 |
UJF-6042MkⅡeのインクは2種類あるため素材によって選定ができますが、途中で変更することができないため印刷する素材が決まっている場合はおすすめですが、決まってない場合は汎用性の高いMO-240をおすすめしております。MO-240は柔らかい皮革製品から、アクリル、木材、金属、ガラスなどの硬質素材にも対応可能です。さらに摩擦や曲げに強くひび割れなども起こりにくいです。
加えてプライマーインクは下地処理として使用されるため、効率的に作業を行うため、高速出力できるかが重要なポイントです。プライマーを高速で印刷することで、全体の印刷時間を短縮し、効率的に作業することができます。
自動化と円筒形素材への対応
MO-240とUJF-6042MkⅡeの両機種とも、幅広い素材に対応できる点が強みです。さらに、両機種ともオプションとして「回転ジグ」を利用することで、円筒形素材にも対応可能です。※「回転ジグ」とは、円筒形素材を回転させながら印刷するための補助器具のことです。
また、UJF-6042MkⅡeは「M2COA」パッケージを活用することで、アームロボットと組み合わせた自動化運用が可能です。これにより、3台のプリンターを連動させることも可能で、工場の生産効率を大幅に向上させるだけでなく、無人運転による安定した運用を実現します。パッケージ自体は高額ではありますが、人件費削減やリソース不足解消につながり、トータルではコスト削減につながります。
MO-240の高反射モード印刷
UVインクは紫外線で硬化する特性があるため、UVプリンターで印刷する際、UVランプの光が反射してプリントヘッド周辺のインクが硬化し、ヘッドにトラブルを引き起こす可能性があります。この問題に対応するため、MO-240ではヘッドとランプの位置を物理的に離し、UV光の影響を最小限に抑える構造を採用しています。
さらに、MO-240には「高反射モード」という新機能が搭載されており、鏡面や厚いアクリル、金属などの反射性の高い素材にも安定して印刷が可能です。この機能により、これまで印刷が難しかった素材への対応力が格段に向上しています。
メーカー特徴
UJF-6042MkⅡeは、UVプリンターのパイオニアであるミマキエンジニアリングが、長年にわたり量産機として製造・販売してきた実績を持つモデルです。そのため、市場で高く評価されており、安定性、信頼性にも定評があります。実績とともに多くのユーザーに支持されており、安定性と精度が求められる用途にも安心して対応できます。
MO-240は後発機種ですが、同じくUVプリンターの開発に長い歴史を持つローランド ディー.ジー.によって設計されました。特に量産ニーズに対応するため、カスタマーサポート部門との連携を強化し、長時間の連続稼働を想定した新機構を搭載しています。この設計により、故障やトラブルが起こりにくいモデルとしてリリースされています。例えば「キャップトップ自動カーテン」「フラッシングステージ新設」など、インク固着やインク詰まりの原因を排除するための新機能が追加されています。
【まとめ】どちらを選ぶべき?
MO-240がおすすめのケース
- 最新機種で高い生産性を実現したい場合
- 多様な素材への対応が求められる場合
- 鮮やかな色表現や広い色域が必要な場合
- 鏡や金属、アクリルなどの反射系素材で安定稼働を求める場合
UJF-6042MkⅡeがおすすめのケース
- 自動化まで見据えた量産運用を検討している場合
- 円筒形や特殊形状素材への印刷が必要な場合
- 特定の用途での信頼性や精度を求める場合
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