Roland DG 福岡営業所のショールームに訪問！

2024年1月11日にローランドがUVプリンターVersaOBJECT MO-240をプレリリースしました。
VersaOBJECTNEW MO-240は様々な立体物にダイレクト印刷ができる「VersaOBJECT(バーサオブェクト)」シリーズの新製品として発売！
従来モデルから定評のある美しく高精細な出力表現はそのままに、さらに高い生産性を兼ね備えた新技術を搭載。Roland DGのUVプリンターで人気を博していた『LEF2シリーズ』が終売し、更にパワーアップしたVersaOBJECT MO-240の生の最新情報をお届け致します。

ショールームでの実機見学

今回、大判プリンター比較.jpのスタッフでRoland DG福岡営業所のショールームへ訪問致しました。ショールームではVersaOBJECT MO-240のデモンストレーション、新機種の特徴の説明、使い方のレクチャーなどを受けました。

まず初めて見た際に感じたのは「想像よりも大きい！」です。外形寸法は1,601（幅）×1,267（奥行）×760（高さ）mm、質量は211kgで「LEF2シリーズ」と比べ、重機のような大きさでした。また正面から見るよりも奥行きが長く、設置場所については事前に入念なチェックが必要になりそうです。
次に具体的な特徴、メリットについてもご紹介していきます。

VersaOBJECT MO-240の特徴とメリット

より幅広い素材への印刷が可能に

1つのインクで、柔らかい素材から硬い素材まで幅広い材質に対応しており、各種プラスチック、紙、革、木材はもちろん、プライマーインクを使用することでガラスやアルミへの印刷も可能です。
※シリコンや油が塗布してある素材、ポリプロピレンなどは表面にインクが定着しづらいため、推奨できません。
これまで、ガラスや鏡へのプリントができるUVプリンターはありませんでした。UVプリンターはUVインクに紫外線を照射させることでインクを固めています。そのため、鏡やガラスに印刷すると紫外線が反射し、ヘッドの詰まりなどを起こしてしまう可能性がありました。

VersaOBJECT MO-240は印刷時にメディア(素材)の反射率(メディアの反射強度選択)を3パターンで選択することができ、「超高反射」を選択することで鏡やガラス、アルミ素材にもプリントできるようになりました。新しくクリーニング液も搭載されてるためヘッドの詰まりも起こりにくいです。
これにより、プリント出来る素材の選択肢が増えて、より付加価値の高い提案、収益性アップに繋げられるようになりました。

さらに、従来機では筒状の素材への印刷はできませんでしたが、オプション品の回転軸ユニットを使えば、最小10㎜から最大直径121㎜までの円筒物にも印刷が可能となりました。
また、バキュームテーブルは従来機ではオプション搭載でしたが、より高生産性を求めるユーザーには必須機能とも言えるため新機種では標準搭載されております。

高精細なプリント機能

VersaOBJECT MO-240は新開発のプリントヘッドを搭載しており、繊細かつ最適に印刷をコントロールできるため、小さなテキストの印字や繊細なグラデーションの色域表現も可能となりました。
また、クリアインクを使用することで光沢や艶消し(マット)仕上げの演出など、立体的でリアルな質感の表現も可能です。

高い生産性

新開発の大型プリントヘッドを配置しており、高速吐出に最適なドットコントロールを実現しています。
またパワーアップしたUV-LEDランプの採用により、スタンダードモード2.07㎡/hのスピードで高精度印刷が可能となりました。2.07㎡/hのスピード感を具体的に例えると、スマホケース（80mm×180mm）プリントが1時間に約120枚作成できるスピード感です。
また、カラー白同時印刷の生産性も従来機の約2倍に向上しました。
MimakiのUVプリンターが業界最速と言われていましたが、VersaOBJECT MO-240が登場したことにより、同等の印刷スピードでの生産が可能です。

VersaOBJECT MO-240のパワーアップポイント

豊富なインクのバリエーション

使用するECO-UV EUV5インクは従来のシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ホワイト、グロス、プライマーに加え、新たにオレンジとレッドが採用されました。
CMYK+オレンジ+レッドのプロセスカラー印刷による広色域な表現が可能になり、CMYK印刷に比べ約20％色域が拡大します。

インクの安全性

新しく搭載されるECO-UV5インクは、厳しい化学物質排出制限を満たしていることを認証するGREENGUARD Goldを取得しています。従来機のインクは匂いが強く、弊社では脱臭機の搭載は必ず推奨していました。今回ショールームへ伺った際、従来機よりも匂いが少ないと感じました。
※GREENGUARD認証は、世界で最も厳しい低VOC 放散製品の基準として広く認められており、このマークは厳しい基準をクリアしている製品だけに与えられます。グリーンガード認証には通常の認証「Certified」と、より厳しい基準値を設定している認証「Gold」があります。

操作性の高いタッチパネルの搭載

従来機ではPCでの操作と簡易的なボタン操作が基本でしたが、VersaOBJECTNEW MO-240は7インチのフルカラー液晶タッチパネルを搭載しております。
セットアップ、インク残量、印刷枚数、印刷状況、メンテナンスを分かりやすいアイコンで表示されるため、操作性が高く、初心者にも安心でわかりやすくなっています。

メンテンナスの簡易化

これまでのUVプリンターでは定期的にクリーニングを手作業で行う必要がありました。しかし、MO240では「自動クリーニング」機能を採用。常に綺麗な状態を保ち、安定した印刷品質の抵抗が可能になりました。クリーニング剤と廃インクのタンクは本体の右側フロントについていますので、廃棄やインクの詰め替えは楽に行うことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか？今回VersaOBJECTNEW MO-240の実機見学と一緒にVersaSTUDIO BD-8も見てきましたので、改めてブログにまとめてご紹介させていただきます。
ブログではスペック部分のみに触れていましたが、保守やメンテナンス・消耗品などもお客様が使いやすいサービスもございます。
弊社では、機種選定から実機見学までお客様のご要望に合わせたご提案が可能です。ぜひ導入を検討されている方は、一度お問い合わせください。無料相談も可能です。

Roland DGの日本全国をカバーする安心サポート体制

日本全国7拠点の営業所、サポートセンターに加えて、45拠点に修理、点検に訪問するローランド ディー.ジー.ケア認定サービスエンジニアが駐在。日本全国どこでも安心して運用いただけるサポート体制を構築しています。
また、保守契約期間内であれば、故障が発生した際に優先して技術者を派遣し修復にあたる緊急保守作業を行います。緊急保守が必要と思われましたら、コールセンターに故障の状況をご連絡ください。原則としてコール受付後48時間以内（営業日換算）に技術者を派遣し、対応します。

購入・お見積りはこちらから

VersaOBJECTNEW MO-240

8色搭載UVプリンター
精緻なテクスチャ、グラデーションなど細部にわたり高精細に表現。

販売価格

標準価格4,730,000円（税込） 4,020,500円（税込）

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