今回は最近注目を集めつつある「オリジナル3Dフィギュア」の作成体験会レポートをお届けします。
オリジナルグッズの販売を行っている方、イベントの企画運営をしている方々にとって、高収益な新規事業に使える情報です。ぜひチェックしてください！

3Dフィギュアの現状と作成方法

「推し活」がトレンドに上がり、キャラクターコンテンツが多数売れている中、3Dフィギュアに関連するビジネスはイマイチ盛り上がっていないのが現状でした。

原因として

• 3Dスキャンが手間
• 3Dデータの作成に専門知識が必要
• フルカラー対応の3Dプリンタ―が無かった

などの要因が挙げられます。

長らくこの状況を打開する手段がなく、3Dプリンタ―の活用は工業部品等に限られていました。しかしこの度、3Dスキャンとデータ作成を専門知識が無くても短時間で対応できるスキャナーが開発されました。
またミマキエンジニアリングが開発したフルカラー対応の3Dプリンタ―も登場、このプリンターとスキャナーのセットでフィギュアが簡単に作成する事が出来るようになりました。

この新しいサービスをPRする為、今回ホテルオークラ福岡様にご協力頂き、ブライダルフェアのサービスの一環として3Dフィギュア作成体験イベントを実施致しました。
お客様のリアルな感想を聞く事が出来ました。

ブライダルフェアで3Dフィギュア体験イベント

ホテルオークラ福岡様にはInstagramでの事前告知や、イベントブースの装飾などをご準備いただくなど大変ご協力いただき、心から感謝しております。

実際の3Dスキャナー

3Dスキャナーは合計96台のカメラを搭載しており、0.5秒で360度を一括で撮影します。撮影したデータはシステム上で処理されデータ化されます。

周囲4mと高さ2.5ｍほどのスペースがあれば設置可能です。

スキャナー起動前のPC

撮影完了後のPC

撮影後のデータは連携させたPCに読み込まれ、撮影完了となります。撮影は0.5秒、データ化までに2～3分程とスムーズにオペレーション可能です。撮影データから3Dデータに変換されるまでは2時間程で完成します。

事前に作成していた3Dフィギュアサンプル

お客様の反応について

実際にブライダルフェアに訪れたお客様の反応は非常に良かったです。
1点ものとなるオリジナル3Dフィギュアの可能性を非常に感じました。
今回は既にご成婚を決めた方々の来場が多く、
「ウェルカムスペースに使いたい」
「親へのプレゼントで渡したい」
「ゲストのテーブルにサプライズでミニフィギュアをセットしたい」
などのご意見を頂き、お客様から非常に人気なイベントとなり、限定50体の枠が全て埋まりました。

実際の撮影の様子

その他にも、
「結婚式の前撮りの時にもう1度撮影したい」
「3Dデータを使ったオープニングムービーを作りたい」
など様々なご要望、アイディアもいただき私達も勉強になりました。
思い出を残すための新しいツールとして、結婚式やブライダル関連の事業では非常に相性がいいと感じております。

実際の3Dフィギュア制作費

3Dフィギュアの製作費は？

3Dフィギュア作成費用もご紹介します。
まずはスキャンしたあとの画像データを3Dデータに変換するための制作費が必要となります。1つのデータに対して概算で3,000〜4,000円程費用がかかります。

3Dデータが作成できたら3Dプリンターでフィギュアを作っていきます。※サイズごとに費用は変わります。

■1cm：約1,000円/体
■9cm：約15,000円/体
■15cm：約80,000円/体

ミマキエンジニアリングのフルカラー3Dプリンタ―で印刷する場合、インクを積み重ねてプリントしていくため、材料原価がサイズによって大きく変動します。

ただ、今回のユーザー様にどれくらいの費用感なら購入しますか？というアンケートしたところ、10,000円以上でも購入したいという回答を多数いただきました。
この辺りの価格設定でも十分ビジネスになると実感しました。

左から1センチ、9センチ、15センチ

プリント時間もサイズが大きくなるごとに必要となります。

■15センチ　約20時間
■9センチ　約6時間
（並べて印刷することで生産性を上げる事は可能です。）

そのため、サービス展開にあたっては3Dスキャンから納品まで大体3週間～4週間程みていただく必要がありそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか？
実際のユーザー様の反応を聞く事で、潜在需要は非常に大きく、ターゲットを掴めれば大きなビジネスになると実感しました。
3Dプリンタ―とスキャナー両方を揃えなくても、どちらか一方だけ導入いただければ弊社協業先を紹介する事でいち早く事業のスタートも可能です。
3Dフィギュア作成のビジネスはまだまだ始まったばかり、これから参入を検討されている方は是非大判プリンター比較.jpにお問い合わせください。