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値上げ対策×SDGs

円安や原油高が急速に進み、あらゆる製品やサービスの価格高騰が続いています。
サインディスプレイ業界は材料の多くを輸入製品に依存しているという業界の構造上、どの企業も値上げを回避することが非常に難しく、昨年からあらゆるメーカーや販社による『値上げ』が敢行されているのが現状です。
そのような状況でサイン出力会社が材料値上げをカバーし、利益を確保していくために取り組むべき具体策について『SDGs』の観点も盛り込みつつ解説していきます。

材料値上げの背景

塩ビやターポリンをはじめとしたインクジェットメディア、ラミネート、パネルなどのプラ製品を中心に看板資材の価格が高騰し続けています。
その最たる原因は、原油の高騰による原料高、さらには海上運賃や国内物流コストの上昇、そして円安による輸入コストの増大です。

工場や物流のイメージ

特に輸入製品は円安の影響は大きく、為替だけで昨対20%のコストアップになっています。
その他にも中国の人件費の高騰、コロナ禍による生産体制の乱れ、ロシア・ウクライナ情勢の影響、半導体不足などなど、様々な要因が複合的に絡み合っています。
昨年から大手メーカーの値上げが発表されはじめ、今年に入ってからはいよいよ中小メーカーも耐えきれずに追随する流れとなってきています。

材料値上げへの対応策

企業が利益を生み出すためには、以下4つの方法しかありません。
この4つの観点から具体的な対応策をまとめました。

1.販売単価を上げる

販売単価を上げるイメージアイコン

まずは何と言っても顧客への値上げを進めていくべきです。
ここ数年業界で過剰な価格競争が激化していたため、蓋を開けたら実は赤字案件というケースも多いのではないでしょうか?
これを機に案件ごとにきちんと利益が出せているのかを経営陣でよく確認していき、適正利益を確保するための価格是正を力強く推進していきましょう。
薄利案件に限って顧客からの要求が多く、営業マンのリソースや見えない経費がかかっていているケースも少なくないはずです。

一方で、顧客への価格改定は顧客離反リスクもあります。
前述のような材料高騰の背景、根拠、正当性を営業マンに理解させ、論理的に説明できるようにしておくことが非常に大切です。
顧客からの反論にも自信を持って冷静に切り返し、納得感のある説明ができるように準備しておきましょう。値上げと説明準備が整ったら、メールだけで一方的に伝えるのではなく、直接会うか電話で丁寧にお願いし、誠実に対応していくことが大切です。

握手をするビジネスマンのイメージ

値上げを飲んでくれない顧客も一定数は出てくると思いますが、いずれにせよ価格しかみない顧客は遅かれ早かれ離反する可能性の高い顧客です。

ここで無理をして繋ぎ留めておくよりも、きちんと自社の価値を理解してくれる顧客にリソースを割いた方が経営効率も良いですし、値下げをして潰れてしまう会社は沢山ありますが、値上げで潰れた会社は聞いたことがありませんので、しっかり準備をしたら、覚悟を決めて価格改定をしっかり進めていきましょう。

2.仕入れを下げる

仕入れを下げるイメージアイコン

ここで価格維持をして競争力を持つことができれば、一気にシェアを伸ばすことも可能です。
このような緊急時に”これまでの付き合い”など悠長なことは言っていては、あっという間に淘汰されてしまうので、より安価で安定した仕入先を探したり、より安価な製品に材料を切り替えていきましょう。また、発注ロットを大幅に増やすことも一つの手です。自社内に在庫スペースを確保するか、同業他社との共同購買で発注ロットを増やし、物流コストを抑えることで材料単価を下げる方法も検討していきましょう。

共同購買のマッチングによるコスト削減サービスについてのご相談はコチラ

3.固定費を減らす

固定費を減らすイメージアイコン

材料費は売上増減に比例して変動する『変動費』のためコスト削減には限界があるため人件費や家賃のように売上増減に関わらず毎月発生している『固定費』の削減にも取り組んでいく必要があります。

特に人件費は大きいため手作業や業務の無駄やムラを省く自動化ツールや、生産性の高い最新設備で生産性向上させることで利益率は大きく改善するでしょう。
設備導入にはイニシャルコストがかかりますが、国の補助金制度などを賢く活用することでコストを最小限に抑えることが可能です。ただし補助金申請を自前でやろうとすると、想像以上にかなりの時間と労力を取られて採択率も低下するため、外部のプロに委託した方が断然オススメです。
また、最近はリモートワークも一般化したため営業部門のオフィスを縮小したり、生産部門においては工場を地方に移転させたり統合させて固定費を削減する方法を検討している企業も増えています。

事業計画に立案や補助金申請サービスに関するご相談はコチラ

4.顧客を増やす

顧客を増やすイメージアイコン

顧客を増やすためには営業マンの武器となる新製品や新サービスの開発が必要不可欠です。
利益率の高い製品やサービスを開発することができれば利益改善にも繋がるため、安価な材料を使った廉価版のサービスや、ハイグレード品や環境配慮素材を使った付加価値の高いサービスなど、新たなラインナップを追加して選択肢を増やしていきましょう。

『SDGs』『脱炭素』『原料高』といったような世の中の動きに対応し、既存の製品やサービスをアップデートさせて競合他社の一歩先をゆくことができれば、必然的に大きな利益を獲得できます。

環境配慮型のインクジェットメディアに関するご相談はコチラ

ますます重要度を増す『SDGs』

SDGsのアイコン

原料、物流費、人件費などあらゆるコストが上昇し続けており、年末にかけてさらなる材料の値上げが予想されています。
このような状況だからこそ、SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の重要度が高まってきています。今こそ仕入先メーカー、同業他社、広告代理店などが既存の枠組みを超え、持続可能な業界の在り方をしっかり考え、その実現に向けて連携していくことが大切です。

同業者間の競争など個々の企業の事情はあるにせよ、何のために価格を引き上げなければならないのか?適正価格とは何なのか?ひいては業界全体が生き残っていくにはどう動いていくべきなのか?といった視点から物事を俯瞰的に考えて動いていくことが、業界全体を持続可能なより良いものに動かしていくはずです。
ある意味今回の材料高騰を機に、サイン出力会社が価格改定をしっかり進めて、適正利益を確保できるようになっていけるか?がこれからの業界の命運を握っていると言っても過言ではありません。

またSDGsや脱炭素に対する政府や大手企業の動きは、これからますます加速してきます。値上げの荒波を乗り越え、持続可能な業界へと進化させていくためには、いかにプラスαの付加価値を提供し、その差分としての利益をきっちり確保していくといった各社の動きも重要になってきます。
SDGsに繋がる新たなサービス開発にも積極的に取り組み、付加価値の高いサービスを提供していくことで適正利益が確保できる体制を業界全体で共創していきましょう。

個別でのご相談も可能です

『SDGs勉強会』・『環境配慮素材』・『補助金申請サポート』・『共同購買プロジェクト』に関するお問い合わせは個別でも承っております。

株式会社フジテックス デジタルプリンティング事業部 吉田
0120-522-664
m-yoshida@fjtex.co.jp

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