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カーラッピングの貼り方・施工セミナー開催レポート

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【レポート】1日で学べる!!カーラッピング技術研修 in愛知

「1日で学べる!!カーラッピングセミナーin愛知」が開催されました

いつも大判プリンター比較.jp(以下:当店)をご愛用頂き、誠にありがとうございます。先日、愛知県にてカーラッピング施工セミナーを当店、エイブリィ・デニソン社(以下:エイブリィ社)と共同で開催をさせていただき、そのレポートになります。

当日は炎天下の中でしたが、多数のご参加、改めて御礼を申し上げます。セミナーは前半が座学、後半が施工実演の2部構成で行われました。参加者の方々もかなり熱心に講義を受けられているようで、ときおり「へー」や「なるほど」という声もあがっていました。

メディア(用紙)の基礎を知る!カーラッピングに適したメディアとは?

メディアの基礎を知る!カーラッピングに適したメディアとは

座学では、カーラッピングに使われるメディア(用紙)の特徴や素材について、メディアを手に取りながら講義が行われました。エイブリィ社製のメディアは、可塑剤や粘着剤、製膜方法の組み合わせで数種類のメディアが用意されています。分けると下記の3点になります。

強粘着
初期粘着(タック)から経過粘着も最も強い粘着力を持ちます。

再剥離
一定期間内であれば、加熱や薬品を使うことなく剥離が可能です。(目安は1年、最長2年)

長期再剥離
一定期間内であれば、加熱・薬品を使うことで剥離が可能。(目安は2年、最長5年)

 

さらに、施工性を高めるために開発された2種類の粘着剤があります。

名称未設定-2

Easy Apply
粘着部にエア抜きようの溝があり接着時の気泡発生の軽減や気泡の除去がしやすくなっています。

Easy Apply RS
エア抜き構造に加え、粘着面に細かなビーズが付着しており即座の接着を防止、貼り直し等がしやすくなっています。(スライド機能)

 

各メディアの接着性

それぞれの特徴は用途やクライアントからの要望によって選択する必要があります。
事業を始めれば、選べる情報は受注やクレーム回避を考えればとても重要です。

その他、エイブリィ社のメディアに関してのポイントは下記になります。

  • メディアにラミネートする場合は製造法が「キャスト」か「カレンダー」か、で注意。
  • 可塑剤が多いのが「キャスト」で柔らかいメディア、少ないのが「カレンダー」でメディアが硬く縮みやすい。
  • 可塑剤が多いほうが紫外線に弱い。
  • 塩ビが縮むのは、元の形に戻ろうとする性質が原因で安い塩ビがすぐ縮むのはその影響。
  • 他社メーカーよりスライド機能が優れ、空気が抜きやすい。(粘着面の溝が六角形のため多方向に空気が抜ける)
  • 夏場のメディアは長期保存すると可塑剤が浮くので注意が必要。
  • メディアは貼る対象の角度によって対抗年数が変わる。45度では半減。
  • 印刷の乾燥は最低1~3日は必要。(プリンターによって異なる)

メディアの基礎を学んだ後、トラブルシューティングの講義に入りました。
施工トラブルや、クレームに繋がる施工ミスはどう避ければ良いかなど、
実例を踏まえ紹介されました。ビジネス展開をする上ではリスクヘッジはとても重要です。
皆さんも特に注意して聞かれていました。

前半の知識を活かした後半「施工実演」の部。

前半の知識を活かした後半「施工実演」の部。

後半は、いよいよカーラッピングの施工実演です。午前中に学べたメディアの特徴をフルに活かす講義内容で、みなさんかなり驚かれていました。

例えば窓ガラスに貼ったこの状態からヒートガンで熱を当てるだけで…

窓ガラスに貼った状態

しっかりと元の状態へ戻ります。

しっかりと元の状態へ戻ります

写真は徐々に元に戻っている所です。ヒートガンによる加熱は、塩ビが持つ柔軟化、伸縮性を向上させるだけではなく、施工の最終段階で行う「形を覚えさせる」ことができます。通称「ポストヒーティング」と呼ばれているこの方法は、塩ビの素材特性を利用しており、90~100℃(適量95℃)の熱風を適度に当てることで、塩ビに”カタ”を作ることができます。注意点としては、熱を当てすぎない事です。

使われたメディアが前半の座学で説明されたEasy Apply RSであったことから、1番の押しでもある「接着面を載せてからシートをスライドさせる」を目の前で見ることができました。
高広範囲の施工の場合、やはり簡単に貼れて簡単に剥がせるメディアは、とてもやりやすそうです。

この後、発生した気泡の除去のコツや引っ張る時の注意点、局面施工のポイント等が説明され、質疑応答となりました。

施工のポイントは下記になります。

  • 施工時は、気温だけでなく車体の温度もチェックしておく。
  • ヒートガンで熱風を当てるときはある程度離して素早く手を動かし、1点集中をしすぎない。
  • 施工後最低1時間は「メディアの定着」に時間を使い、その後ポストヒーティングで形状を記憶させる。
  • 日中施工し夕方納車の場合、炎天下であれば納車後にメディアが剥がれるケースもあるのでタイミングは注意する。
  • 気泡を抜くときはカッターではなく貼りで穴を開ける。カッターは直線の切り込みになり引っ張ると裂けが広がる。針は点(丸)なので、裂けが発生しにくい。
  • ラミネート(加工)の剥がれは乾燥不良によるもの。乾燥は念入りにおこなう。
  • 効率良く、高品質の仕上がりにするためには塩ビなど素材の特性をしっかりと理解しておくこと。

以上が「1日で学べる!!カーラッピングセミナーin愛知」のレポートになります。
参加者の皆さまより、今回のセミナーは大満足を頂くことができ、次の開催や、中級のセミナーの開催を希望するお声を頂く事ができました。
次回の開催が決定しましたら改めてご案内いたしますので、是非ご参加下さいませ。

系列サイト「販促Express」にてカーラッピング用のメディアの取り扱いを開始いたしました。
カーラッピング用メディア(フィルム)をご検討でしたら、大判プリンター同様お値打価格でご提供させていただきますので、是非ご検討頂けますと幸いです。

ラッピングメディアのご紹介

Avery

Avery カーラッピングフィルム MPI 1005 Supercast Easy Apply RS™(1370mm x 45.7M)
Avery カーラッピングフィルム MPI 1005 Supercast LTR(長期)(1370mm x 45.7M)
Avery カーラッピングフィルム MPI 2004 Easy Apply(1370mm x 50M)
Avery カーラッピングフィルム MPI 2121 Transit Vinyl(マット)(1370mm x 50M)

3M

3M カーラッピングフィルム IJ180Cv3 – 10(1371mm x 45.7M)
3M カーラッピングフィルム IJ5331Cv3 – 50(1350mm x 50M)
3M カーラッピングフィルム IJ5331(1350mm x 50M)
3M カーラッピングフィルム AF1000(1270mm x 20M)
3M カーラッピングフィルム 40C-10R(1371mm x 45.7M)

ARLON ARLON カーラッピングフィルム DPF6100XLP(1371mm x 45.7M)
ARLON カーラッピングフィルム DPF6100XLP+3210Gセットモデル(1371mm x 45.7M)
LINTEC LINTEC カーラッピングフィルム VMG-6666(1371mm x 15M)
LINTEC カーラッピングフィルム VPG-1ZE5(1371mm x 15M)
LINTEC カーラッピングフィルム P-220ZW(ER)(1371mm x 30M)
ORAFOL

ORAFOL カーラッピングフィルム 3951GRA-010(1370mm x 50M)

カーラッピング対応プリンター

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