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50%以上の企業が後悔!?大判プリンターを購入する前に知っておくべき6つの鉄則

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大判プリンターを購入する前に知っておくべき6つの鉄則

【企業内製編】大判プリンターを購入する前に知っておくべき6つの鉄則

― 前回までの記事はこちら
00 予告編: 5年後に会社を潰さないための儲かるプリンターの選び方

いつも大判プリンター比較.JP をご覧頂きまして誠に有難う御座います。
予告でお伝えした通り、第1回目は企業内製化編として大判プリンターを購入する前に知っておくべき6つの鉄則を解説します。
大判プリンター導入の際は、目的によって選び方の基準が大きく変わります。1つずつ順を追って解説して参ります。

鉄則1 導入目的は何か?

導入目的まずは導入目的を明確にします。
外注コストの削減、店舗販促の活性化、店舗の売上UP、短納期対応、
色味や再現性の向上、社内掲示物用、図面の出力など、
まずはそもそも大判プリンターを何のために導入するのか?
または、販促物を内製化をする目的は何なのか?

「ただ機種が古くなった」「保守が切れたから」などのきっかけもあると思いますが、これを機に、プリンターを導入する真の目的を出来る限り掘り下げて考え、
選定基準の軸を明確に定めていきます。

鉄則2 何をどのくらい制作したいか?優先順位をつける。

優先順位導入目的が明確に決まったら、次にその目的を果たすために制作したい制作物の種類とそれぞれの枚数と比率を試算する事で優先順位をつけていきます。

屋内ポスター、屋外ポスター、窓貼りポスター、タペストリー、横断幕、
ステッカー、床シート、外看板、屋外バナー、のぼり、オリジナル壁紙などなど、
大判プリンターで制作出来る販促物は実に多岐に渡ります。
その中から制作したい販促物とその枚数と比率を想定していく事で、自社の購入すべきプリンターの選択肢をある程度絞り込む事が出来ます。

大判プリンターはメーカーや機種によって得意不得意が顕著にあり、印刷できる素材や発色も全く異なります。
ですので、「何をどのくらいずつ印刷したいのか?制作したい販促物とその枚数と比率を出来るだけ具体的に試算し、正しい優先順位をつける事が非常に重要になります。

またよくある失敗例として、欲張りすぎて最初から全てを自社で内製化する事に固執し過ぎてしまうと、膨大な設備投資や人件費がかかってしまう事になり、逆にコスト高になってしまうというケースも考えられます。
なので、優先順位をつけた上で必ず内製化をしたい部分と、今はまだ外注で対応すべき部分とをきちんと分けて、冷静に考えていく事も必要です。
費用対効果を考えた場合、「餅は餅屋」ということわざもある通り、外注した方がお得というケースも大いに考えられます。

鉄則3 制作物のサイズ、色数、掲示期間

制作物のサイズ導入目的と優先順位を明確にしたら、次に制作物のサイズ、色数、
掲示する場所や期間についてです。
制作したい販促物の縦と横の大きさ、または求める色味やクオリティ、
耐候性によって、選ぶべき大判プリンターが異なってきます。

まず、出力できる素材幅はプリンターの機種によって420mm幅~5000mm幅まであります。
そして、インクの色数は4色~12色までになります。
例えば、制作するポスターが単純なグラフィックや文字だけであればCMYKの4色機でいいでしょう。
一方で食べ物のポスターや人の写真のように印刷品質やシズル感を求めるような場合は、
やはり8色以上の多色機がオススメです。

インクの種類また、掲示期間が数ヶ月以内と短く、屋内に掲示する場合で、
鮮やかな赤の発色を第一に求める場合は染料インクがベストです。
掲示したい期間や場所に応じて、顔料、溶剤、UV、ラテックスなど
ンク自体の種類も異なります。
このようにメーカーや機種によって出力サイズ、発色の鮮やかさ、耐候性が
大きく異なります

インクの種類と特徴

  提示場所 耐候性 コスト 乾燥 匂い 擦過性
水性染料インク 屋内 1~2か月 ★★ 速乾 なし 強い
水性顔料インク 屋内・短期屋外 1年以内 速乾 なし 強い
溶剤インク 長期屋外 3年~5年 ★★ 1日 あり 普通
UVインク 長期屋外 3年~5年 ★★★ 速乾 あり 弱い
ラテックスインク 屋内、長期屋外 3年~5年 ★★★★ 速乾 あり 強い

鉄則4 運用担当と設置場所は?

設置場所導入目的、優先順位、サイズ、色数、掲示期間を明確にしたら、次に運用面です。デザインと印刷出力の担当者、そしてプリンター設置場所まで具体的にイメージして決めていきましょう。

誰か専任担当を決めて本部や物流倉庫等にプリンターを設置して、そこから各店舗に発送する体制にするのか?もしくは各店舗で出力できるようなフローや仕組みを作り、店舗のバックヤードやPOP室にプリンターを設置するのか?等々、大判プリンター導入後、きちんと運用しフル活用していくためにも誰がどこでプリンターを使用するのかまで事前に想定し、シミュレーションまでしておきましょう。

鉄則5 コスト試算

コスト試算導入目的、優先順位、運用担当、設置場所が決まったら、
次にコスト試算と予算取りです。
コストを考える際、どうしても導入時のイニシャルコスト(本体代、配送費等の初期費用)ばかりに目がいってしまいがちですが、
ランニングコスト(日々の消耗品の費用)はメーカーや機種によって大きな差があり、今後のコストに大きく関わってくるため、重要視すべきポイントです。

例えば、「本体代は安いけどインクの消耗品コストが異常に高いケース」や、
それとは逆に「本体代は高いけどインクと素材のコストが異常に安いケース」など
機種によってランニングコストに倍以上の価格差があったりもします。

いくら本体代は安くても、半年後、1年後と長く使えば使うほどランニングコストが重くのしかかってきます。
先に明確にした印刷枚数からイニシャルコストとランニングコストでできる限り細かくコストシュミレーションを試算し、自社にとってより費用対効果の高い機種に絞り込んでいきましょう。

鉄則6 類似機種を比較する

展示会

類似機種を比較する最後に導入検討機種がある程度絞れてきたら、類似する各プリンターメーカーの対抗機種のメリットとデメリットを、さらに自社の導入目的や予算とも照らし合わしながら入念に比較していきます。

また注意点として、各メーカーのカタログスペックは各メーカーごとに基準や
印刷環境が異なるため、ほとんど参考になりません。

実運用でのスペックや実際の使いやすさについては、
カタログやメーカーのホームページからは見えにくいものです。より販売実績の多い大判プリンター専門の販売店の営業マンや導入インタビュー記事から現場の生の声や正確な情報を集めたり、もしくは、お近くのショールームや展示会で実機に触れる事が何より確実です。
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また、人間誰しも本来の目的を見失いがちです。特に高額商材であればあるほど、時間をかけて複雑に考え過ぎてしまい、結果、間違った選択をしてしまうという可能性も多々あります。
そうならないためにも、今一度最初に決めた真の導入目的に立ち返り、それと再度照らし合わせることで失敗を未然に防ぐことが出来ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
大判プリンターの機種選定は実績の少ない販売店や、メーカーからの情報だけでを鵜呑みにして、なんとなくで決めてしまうと必ず失敗します。
まずは導入目的を明確にし、優先順位を決めたら、あとは豊富な実績とノウハウを持っている大判プリンター専門の販売店の営業マンに相談しながら慎重に選定していく事が一番の成功への近道です。

次回は【CAD図面出力編】大判プリンターを購入する前に知っておくべき6つの鉄則をお届けします。

― 大判プリンターの賢い選び方に関する記事はこちら ―
00 予告編: 5年後に会社を潰さないための儲かるプリンターの選び方
01 50%以上の企業が後悔!?水性プリンターを購入する前に知っておくべき6つの鉄則
02 【CAD図面出力編】CADプリンターを購入する前に知っておくべき6つの鉄則
03 【印刷・看板業の経営層必見!】プロが教える絶対に後悔しない設備投資の選び方

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